フォッサマグナの地

「お前ら『フォッサマグナ』って知ってる？』」と店長に訊かれて「に・日本を半分こしたとこ」っていう曖昧な答えしか出なかった私。
でもまぁ、大体そんな感じだよね？

で、何がフォッサマグナかというと。
その日本を半分こにしたとこに我が会社がクレーンゲーム機を置いとく店があって、それを稼働させる為に景品を入れ設定をする作業をしに連れていかれたわけよ。
車で２時間ちょっと？かけてね。
こっちはいまだに雪が残ってるのに、あっちは桜が満開くらい咲いてた。

「セブンが２台、クレナが２台、アソボックス２台…」などと事前に機械名を聞いて、普通にその機械に景品入れてくりゃいいんだなって単純に思ってたのね。

行ってみたら機械の汚さが半端無い。
埃っぽく汚れてるって意味もあるけど、ぼろい！
まともに動かないから修理しながらやってた。
腹立つくらいボロクソな機械で、こんなん使える部品取ったら廃棄だろ！

機械の中にやけに新しいけどぐちゃぐちゃに景品が入ってたりカオス。
機械も景品もかわいそう…。

昨日職場の他の２人が作業してたのに部材の無さとか何も連絡してくれてなくて、それにも軽く腹立った。いっつも聞かなきゃ言わないんだからもー！子どもか？！
養生とかセロハンとかテープすら無い…。
店長も言ってくれよ…。そんな基本的な道具あると思ってた。
部品しか持ってきてねぇよ。

アームとツメは用意してきたけど、その二つをつなぐネジが無かったり、色々探したり違う部品から外したりして現地調達したけど、２コ付けなきゃいけないとこ全部１コしか付けられなかった。
付けなきゃいけない部品が最初から付いてなかったり。
急遽コンビニで買ってきた小さいセロハンテープでぐるぐる巻いてきた…。

クレーンゲーム機はとりあえずぱっと見は形になった。
もーーーどうなっても知らん。
そんな気持ちで帰ってきて、使わないぐちゃぐちゃに入れられてた景品を我が店に置いて…。
昨日もそんなのが大量に来たから倉庫にもどこにも入らないし、もーコレどうすんの？
そのうちまたあの店で使ってくれんの？うちで使えとか言わないよね？

もー…、景品司る身としては、泣きたい。
疲れた。