続・思い出

６月某日。覚えてねぇ。
店長が「お前に謝らなきゃいけないことがある」って言った。
「プライズ機全部ぬく。（←搬出）代わりにＵＦＯキャッチャーがくる」って言った。
私は店長がクレーンゲームの名称がわかんなくてＵＦＯって言ってるんだと思って「機械名わかんないんですか？」って訊いた。

アーム動かして上から掴んでとる系のプライズ機の総称は「クレーンゲーム」です。いつからか知らないけどそうなってた。
「UFOキャッチャー」は瀬賀のクレーンゲームの名称。
なんでもかんでもUFOキャッチャーっていうお客さん多いし、別に気にしないけど厳密にはそうなの。

ちなみに当店にあるのは「カプリチオＧ－Ｏｎｅ」。あんまし好きじゃない。
店長は「ＵＦＯ」って繰り返した。
「NEW UFOキャッチャー」っていうすんげー古い機種だった。
誰でも見たことあるゲーセンでUFOキャッチャーが大流行した時代のピンクのアレ。
「アレかよ…」って顔に縦線入るよね。

「同台数くるんですか。」
「同台数だけど、口数は減るよ。４台800だから」
800とは「UFOキャッチャー800」という大型景品用みたいなやつ。現在は産廃。
白目むいちゃう。

そして来たプライズ機は直前まで稼働してたと思えないほどきったねー状態だった。
うちから出す機械はちゃんと掃除して出したのに！！（某店舗のプライズ機と交換って感じの入れ替えだった。）
店長だって掃除してたのに…と思い出して。めちゃめちゃ腹立った。
某店舗の人が社内の全店メールで何か書いてんの見るたびに腹立った。

変な改造施してあったし。まぁ、それは我慢できるけど。
UFO800なんて壊れてたし。
入れられちゃった以上それでなんとかやっていかなきゃいけないのに、壊れてるヤツ搬入してその機械ごと別の会社に買わせるとか詐欺もいいとこだろ。

とにかく17台（だったっけ）景品全入れ替えが超絶面倒くさかった。
NEW UFOの何がダメって小型～中型景品しか受け付けないとこ。
割かし小型サイズのぬいぐるみとかを山積みにして取らせてるような時代のだからアームが小さいのしか作られて無い。（だからこそ大型景品用に800ができたんだろうけど。）
現在主流の箱物フィギュアはそのまま取らせることができない。
時代にそぐわない機械。
そりゃ改造か二次交換になっちゃうよね。

二次交換→「この箱（もしくはカプセルとか）をゲットしたら景品と交換します」系のやつ。本当はそういうやり方しちゃいけないことになってる。

メダル機はなくなり、新しめのゲーム機もなくなり、で、どうせお客さんいないからのんびり何日もかけて景品入れてた。
全然急がなくていいって言われてたし、慣れないゲーム機で入れ替えも捗らないし。

そんな初夏の日…。

４月からは結構な苦汁舐めてた思い出。